MF0031 仕立て屋が一つひとつ縫うポケットチーフ
MF0031 仕立て屋が一つひとつ縫うポケットチーフ
こちらの商品は完全受注生産となります。納期は注文から1ヶ月半前後になります。
【特集】
・硬軟自在に操る美しい線。「BESPOKEMAN」テーラー金子勝の着る人に寄り添う服作り
縫う。単純作業にあらわれる仕立て屋の技術
スーツの裏地を使って一つひとつ手縫いで作ったポケットチーフができあがりました。縫ってくださるのは、銀座にお店を構えるテーラー「BESPOKEMAN」の金子勝さん。エッジがやや波打ちながら膨らんでいるように仕上げられたのは、ひとえに金子さんの技術によるものです。
金子さんは、日本国内高級紳士服アトリエ、テーラーにて10年修行し、その後渡英。Savile Rowの英国王室御用達テーラーMeyer & Mortimerにて修行し、同店にてビスポークカッターとして勤務しています。2011年に帰国し、2013年にBESPOKEMANを立ち上げます。英国の服を愛する方々から支持されているテーラーです。この企画は金子さんが一緒に仕事をしていた職人の方が、落ちていたスーツの裏地のはぎれを処理しポケットチーフにしていたところに端を発します。そのアイデアをもとに、ビスポークテーラーの手縫いの技術を楽しめるよう、改良を重ねました。
堅い裏地をふんわりと優雅に縫う
縁の仕上げはハンドロールでふんわりと立体感にしています。コットンやリネンのポケットチーフでは比較的多く見かける仕様かもしれません。こちらのポケットチーフの素材はビスコースとアセテートです。コットンやリネンと同じように縫えればよいのですが、ハリとコシがあるため立体的かつ柔らかく縫うことの難易度がグンとあがります。折り返しすぎると硬くなってしまうし、折り返しの幅が大きいと立体感が出ず優雅さにかけてしまう。参考にしたポケットチーフの縫い方は手間隙をかけず、さっと縫ったものでしたが、お忙しい金子さんに無理を言って試行錯誤していただき形になりました。
生地は1895年創業のマーチャント「LEAR BROWNE & DUNSFORD(リアブラウンダンスフォード)」のライニング(裏地)コレクションを使用しています。英国のサヴィル・ロウのほとんどのテーラーで採用されている裏地です。
シルクやリネンのポケットチーフと同じように気取らずに挿す
ハンカチは、突然くしゃみが出た時に鼻をかんだり、こぼれたシャンパンをふいたりとすぐに使えるようにしておかないといけないものでした。また、フォーマルの世界では、ジャケットの胸ポケットに差すチーフはリネン、オフホワイトが正式です。こちらのポケットチーフは素材の特性上「鼻をかんでポケットにつっこむ」といった用途に使うことは正直にお伝えすると難しく、フォーマルにも使えません。
少しくせがありますが、「お店に落ちていた裏地のはぎれを使っていた」というエピソードにならい、シルクやリネンのポケットチーフ同様くしゃっと気取らずに挿してみてください。ダークグレーのチーフはネイビーやダークグレーのスーツやジャケットと。ブラウンのチーフはブラウンのスーツやジャケットに挿していただくときれいにまとまります。ブラウンはくすんだツイードジャケットとの相性もよさそうです。製品は紙箱に入れてレターパックでお届けします。ギフトにもおすすめです。
商品について
・材質:Viscose50% Acetate50%
・サイズ:約30cm×30cm
・裁断から縫製まで完全手作業で制作しています。同じ商品でもサイズなどが若干異なることがあります。
・PC・スマートフォンの環境によっては色味の差異が生じることがありますのでご了承ください。
・製品はレターパックでお送りいたします。